『好きなものに囲まれて生きていきたい♪』活字三昧

颶風→非常に強く激しい風

『颶風の王』 河崎秋子

明治から平成にかけて、
北海道を舞台に、
馬と運命を共にする一族の、
生命の物語。
(HPより)

ミネ、捨造、和子、ひかり。
六代に渡る人と馬の宿命の物語。

240頁弱。
薄めの文庫ですが、
超大作を読み終えたやうな充実感がある。

物語の内容が凄い。
自然の描写が凄まじい。
痛い程。

馬を食べてお腹の子を守った、
壮絶な母親の話から、
物語は二転三転し、
六代を経て、
血筋の馬と対面するシーン。

思わず息を呑んだ。
この感情は何だろう?
名前が付けられない。

清々しくもあり、
心に楔を打たれたやうでもある。

河崎秋子作品には、
畏れを感じるのだ。


BGM:姫神『琥珀伝説』
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