『好きなものに囲まれて生きていきたい♪』活字三昧

20年前にこの本を読んだ時に、
ボクは何を感じていたのだろう…。

『虹の谷の五月』 船戸与一

フィリピンのセブ島に、
祖父と暮らす13歳のトシオ。
丸い虹がかかる谷をめぐり、
彼はゲリラの抗争に巻き込まれていく。
第123回直木賞受賞作。

貧困、
犯罪、
取引、
抗争、
熱狂、
裏切り、
悪、
死、
別れ、
少年の13歳14歳15歳の時の物語。
彼はその間に変貌を遂げてゆく。
その「3年」に只管圧倒される。

船戸作品は分かり易い。
且つ、読み易い。
異国の物語なのに、
ちゃんと頭の中で、
リアルに映像化する。

何度も胸が苦しくなり、
何度か目頭が熱くなった。
読むのを辞められなかった。
読書を通して、
共に冒険をした感覚を得た名作。

船戸与一文学。
もう新作は読めませんが、
改めて嘗ての作品を、
未知の体験をするように、
読み返していきたい。

BGM:押尾コータロー『天使の日曜日』
最後までお読み頂き、
ありがとうございます♪

□Youtubeのぶのぶちゃんねる♪□
https://www.youtube.com/channel/UC7ejq225AXmhpb0ecbeDczw
□NOBUYOSHI SHINOHARA OFFICIAL WEBSITE□
https://nobuyoshi-shinohara.com/
□NOBUYOSHI SHINOHARA OFFICIAL WEBSITE news□
https://nobuyoshi-shinohara.com/?cat=5
nobustore
https://nobustore.thebase.in

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です