この世には不思議なことなど何もないのだよ。
関口先生。
『姑獲鳥の夏』 京極夏彦
云わずと知れたミステリー名作。
京極夏彦先生の長編推理小説、
｢百鬼夜行シリーズ｣の第一弾。
2年前に刊行された『鵼の碑』(ぬえのいしぶみ)。
シリーズ17年ぶりの書き下ろし長編で、
物語に没頭した。
夢中になった。
読書以外、何もしたくなかった。
デビュー作、再読。
あらすじはあえて記すまい。
所々…
否、大分…
内容も謎も忘れてしまっていた。
だから再読にのめり込んだ、
一気に読み終えた。
事件が動く瞬間の衝撃的シーン！
文章での表現が芸術。
行間で描く緊張感。
息を呑む。
高揚する。
このグワーっとクル感じがたまらない。
中禅寺秋彦様。
関口巽様。
榎木津礼二郎様。
木場修太郎様。
この4人のファンです。
彼らに会いたくて、
次々シリーズを読み漁ったのです。
新刊を心待ちにしていたのです。
思い出しました。
BGM:中島ノブユキ『旅の終わり』
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