ずっと手放せずにいた文庫本。
その理由を辿るため、
およそ20年振りの再読。

『駆ける少年』 鷺沢萌
鷺沢萌様の名前を、
何時何処で知ったのだろう?
手に取った切っ掛けは、
何だったんだろう?
最早、思い出せないまま。
若くして亡くなってしまった作家さん。
本作は泉鏡花文学賞受賞作。
青年が主人公の短編が3つ。
読み易い。
物語が頭の中で映像になりやすい。
しかし、内容が心をエグる。
失くなってしまう。
届かない。
逃れられない。
愛おしい。
読んでいて、
胸が苦しくなる。
誰しも、
生きていくことは、
決して簡単なことじゃないのだな。
そうか、
読後の何とも云えない余韻が、
文庫を手放せなかった理由。
BGM:坂本龍一『nostalgia』
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