小川洋子作品にハズレなし!
その中でもイチバン好きな本、再読。

『猫を抱いて象と泳ぐ』 小川洋子
文体と物語は勿論、
残酷ささえ、美しい。
盤下の詩人、リトル・アリョーヒンの伝説。
「大きくなること、それは悲劇である」
彼は11歳の身体のまま、
「大きくなる」ことを拒み、
からくり人形の下から、
チェスを差し続けた…
デパートの屋上、
祖父祖母の家、
回送バス、
海底チェス倶楽部、
老人専用マンション・エチュード…
彼の周りの人間の優しさが、
読み手をも安心させる。
対局中の空気感が、
彼の表情が、
読み手の心を魅了する。
そんなあたたかさの中で描かれる、
臆病、
別れ、
死。
幾度となく目頭が熱くなる。
物語は終わっても、
余韻が心を離さない。
数年毎に頁を捲りたくなる、
傑作。
BGM:中島ノブユキ『歌に生き、恋に生き』
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