SONG COMMENTARY

シンガー  
伝えたい想いがあります
聴いて欲しい貴方がいます


― ナミダウタ ―
貴方を励ましたい一心で描いた曲。
聴きながらボロボロ涙をこぼすから、
思わず僕もつられてしまった。
しばらくしてから笑顔になって云う。
「いつかこの曲をCDにしよう」
ようやく夢が叶ったよ。
病や怪我と闘っている人、
心が疲れてしまっている人、
生きることの意味が見えなくなってしまっている人、
応援歌じゃない、
寄り添うだけでいい…
そんな寄り添い歌です。
伝えたい想いがあります。

― ヒーロー ―
高校野球。
スポーツ選手。
「友情、努力、勝利」の三大原則で創作をスタートしましたが、
試合や勝負に勝っても負けても、
選手はもちろん、
それを支える家族も、
応援する仲間も、
みんなみんな、
それぞれの場所でHEROなんだ!
誰もが誰かのHEROなんだ!
そんな想いに行き着きました。
夢は夢で終わらない。
幾つになっても。

― プロポーズ ―
嘗ての婚礼音響という仕事の経験と、
たくさんの「幸せ」から紡がれた景色や言葉や音楽…
「ウェディングソング」
結婚の経験のない僕には、
大きな主題への挑戦でした。
作詞家の魂と魂のぶつかり合い、
幾度も書き直しを経て、
ようやくラストの言葉に辿り着きました。
時代の流れにそぐわない表現もあるとは思いますが、
あえて、
あえてコレで歌わせて下さい。
物語の中の「ぼく」は、
涙もろくていいヤツなのです。

― 桜並木の花咲く頃に ―
ラジオ生放送5時間中に、
訪れた町のイメージソングを創る…
そんな企画から生まれた曲です。
栃木県の旧喜連川町。
母方の実家がある町。
大好きな「ばあちゃん」がいる町。
その桜並木は咲き誇ると、
息を吞むほどの美しさで、
魅了され、
圧倒され、
今だって目を閉じると、
幼き日につないだ手の温もりと、
「ばあちゃん」の笑顔が浮かんできます。

― 蛍 ―
逢えない人への想いを、
夏の仄かな灯りに託しても、
やはり、
未だ、
前を向けずにいる。
前に進めずにいる。
しばらく、
いや、
すっとこのままでも、
いいかなと想う。
大切に、
大切に、
ライブで歌い継いできた曲です。